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zoom RSS Life is precious 〜 正しい患者であることの大切さ〜医師との信頼関係

<<   作成日時 : 2011/07/29 00:00   >>

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         Chee Yun

私は小さいときから歯の悪さにかけては誰にも負けない。(自慢になるか!)
なにしろいきつけの歯医者さんに「虫歯の先生」と言われたぐらいひどかった。

歯というものもかなり遺伝的なものであるそうだ。したがって本人がいくらケアしても限界があるとのこと。
それにしても歯の悪い私は、いろいろ気にしていることがあった。たとえば、いつまでもおいしく感じようとするとやはり自前の歯であることがとても大切だということ。まして20代、30代で入れ歯などにするのはもってのほかだそうである。
二つ目には、話している声が相手にきちんと伝わることの大切さである。日本語はもちろん、特に英語などの外国語などは顎や歯の構造、手入れでまったく違う。

またスポーツ選手であれば当然、歯の大切さ、かみ合わせの重要性はプロ野球選手などが完璧に歯の治療をしてシーズンに備えるというような話を聞くと納得する。幸いにして私は別にスポーツはするがスポーツ選手ではないのでそんなに厳密に考える必要はない。

しかし、二つ目の外国語などの発音などに関していえば非常に身近な問題である。このことはずっと考えていた。歯並びが良くないのは空気のもれなどにもより絶対に発音上良くないことは自明の理である。

このようなことから私は遅かりしとも思ったが、やらないよりははるかにマシと思い、ある時期に完璧に歯を治した。毎週1時間ずつ、トータル2年という気の遠くなるような大事業のような治療ではあった。しかし、私はこのことでタイトルに記した「正しい患者であることの大切さ〜医師との信頼関係」という大きなことを学んだ。このことはいろいろなことに通じるものであるが、大きな病気をほとんどしたことのない私にとっては貴重な体験であり、医学とは何かということもいろいろと学んだのである。

私の義弟は歯科医である。
私は彼にすべてをあずけて、基本から徹底的にやってほしいとお願いした。
ちょうど学究生活から転換して開業医になるために、美容歯科などを含むしかるべき総合デンタルクリニックでの修行をはじめた彼にとっては、私はかっこうのモルモットとなり、私は完全に彼の研究材料となったのであった。わたしのすべてのカルテや写真は学会の研究資料として使用されることとなった。もちろん、「悪い歯の典型的な治療例」として最適のパターンとなってしまったのである。

研究材料となれば、彼は普通15分、長くて30分しかとらない予約を私には1時間もとり、2年間、「正しい歯磨きの仕方」から「矯正」はもちろん、「最新インプラント技術」を駆使する現代医学の最先端の治療と予防医学の大切さを施してくれる「ありがたい先生」となったのであった。まさに、トホホ状態の2年間!である。

これでもちろん、私の歯は文字通り完璧なものとなり、私自身がにせ医者ができるぐらい歯のことに関しては詳しくなったことはいうまでもない。私ははじめて会った人でも口元を見ればどの程度の歯の悪さなのか、どのような治療をすればいいのかが今でもほとんどわかる。

彼から学んだことはたくさんある。医師との信頼関係がいかに大切かはもちろん、彼がいっていた「正しい患者を遂行できる人は完璧に治せる」は名言だと思った。患者は医師を信頼しながらコミュニケーションをとり、前向きに学びながら対処できる頭の良さが絶対必要なのだということはまったくその通りである。

医者は世間の人が考えているよりはるかにハードな仕事である。私はその能力があったとしても絶対に医師になる気はない。血を見たりするのが嫌だという単純なこともあるが、あまりにも心身ともにタフなものを要求されるからである。私はそんなタフな神経も体力も自信がない、というのが正直なところである。

医師をやっている人はほかにも知ってはいるが、彼の関している歯科に限っていっても、現代の医学はますます細分化されてきている。歯科医にもおのおの専門がある。もっとも進んでいるのが口腔外科である。しかし、この口腔外科というのは大学病院などのような設備を大きくとれるところでないと難しい。開業医になる人は次に進んでいる歯周学などを専攻する人が多い。
彼も口腔外科を専攻していたのだが、開業のことを考え後で歯周学に変えたという。

私は2年間の治療を終えた時に、お礼を兼ねて彼の好きなイタリアンレストランへ招待した。なにしろ治療中はあまり話せないのでこのときいろいろなことを聞くことができ、私はますます「にせ医者」に近づけることとなったわけです。

          LINK ⇒    


彼が口腔外科を専攻していた講師時代に大学病院で歯科医師国家試験の授業を持っていて教えていたという話もなかなか面白かった。

しかし、もっとも心に残ったのは次のようなことである。
私は歯科医師というものは命に直接かかわらないものとばかり思っていたが、こんなことがあったそうである。
口腔外科というのは「ガン」の治療のようなものである。
彼が受け持っていた見た目はまったく年齢を感じさせない老婦人で、いかにも育ちのよさそうな品のいい人が口腔ガンだったのだそうだ。お互いに医師と患者としての信頼関係で治療をいくら続けていてもガンばかりはどうにもならない。
彼は病気の進行につれて彼女の治療をするのがとてもつらくなっていき、治療のある朝に食事をとることもできないこともあったそうである。

この話をする彼の目が少し潤んでいたことを私は今でも忘れられない。
医師という仕事はこんなにもハードなものなのか、と私は強く感じたのである。



           





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